フィラリア症とは 蚊に刺されることで犬の体内にイヌフィラリア(ミクロフィラリア)が入りこみ、成長した虫が心臓や肺の動脈に住みついた結果、さまざまな形で犬の体調を悪くする病気です。 感染してしまうと 体中に血液を送り出す心臓や肺の働きが邪魔されてしまい、「乾いた咳をする」、「運動をいやがる」などの軽い症状から、腎臓や肝臓の働きまで影響が出ることで、より深刻な症状がみられるようになってきます。
予防は 毎月お薬でフィラリアを駆虫します。 お薬は 錠剤やチュアブル スポットオン(背中に垂らすもの) 注射など いろいろありますので、その子にあったお薬のタイプをお選びいただけます。 予防期間は札幌市在住であれば、6月末から10月末までです。 ■注意することは 血管内にミクロフィラリアがいた場合、予防薬の影響によって、これらが死滅することがあります。 その結果、犬の体内で激しいアレルギー反応が起こり、大変危険です。 毎年投薬を始める前に(4月から6月)ご来院いただき、血液検査でミクロフィラリアがいないことを確かめてからお薬を与えましょう。